「出たい人より、出したい人!」は過去、どういう意味?

都知事選挙・・。ふとインターネットの記事で気になるものがありました。

石原伸晃氏の応援演説でその最後に言い放たれた言葉、「出たい人より、出したい人!」というフレーズについてです。

いいフレーズにも思えたのですが、「出たい人より、出したい人!」という言葉は、戦前の日本で「選挙粛正運動」という政治キャンペーンの中で生まれて、1942年の東条内閣の翼賛選挙のスローガンとなったものだそうです。

「選挙粛正運動」は元々は選挙で腐敗した政党政治の刷新を望む人々によって始められましたが、残念なことに最終的には革新官僚の手に利用されて政党 政治を事実上終わらせるために一役買うことになりました。要は翼賛化していく政治の流れに抵抗した気骨ある政党人を弾圧することに繋がった運動。

聞き流すと耳にやさしい言葉でも、意味を考えないと誤るもの。注意しないといけない・・。

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